朝日新聞「ことば係」で、やまとことばの「ま」についてお話ししました
- 山本 幸臣

- 8月18日
- 読了時間: 2分

2026年6月、朝日新聞夕刊の「ことば係」で、やまとことばの「ま」についてコメントする機会をいただきました。
「ことば係」は、日頃何気なく使っている言葉に目を向け、その背景や意味をたどっていくコーナーです。
今回取り上げられたのは、
「ま」
という、たった一音のことばでした。
「ま」は、空間でもあり、時間でもある
記事では、記者の方から「唐突に好きな言葉は何か」と聞かれ、迷わず「ま」と答えたことから話が始まっています。
私たちは日常の中でも、
「間(ま)をとる」「間がいい」「間に合う」
など、「ま」という言葉を自然に使っています。
記事の中では、私から、
「ま」が、空間を示す言葉であるとともに、時間も表すのが面白い
というお話をしました。
西洋の言語では時間と空間を別の言葉で表すことが多い一方、日本語の「ま」は、その両方を一つの言葉で捉えることができます。
記事では、このことについて20世紀の物理学における「時空」にも触れながら紹介していただきました。
そして私は、
昔の日本人は、星空を見ながら「ま」を感じてきたのではないでしょうか
ともお話ししました。
これは歴史的事実として断定しているわけではなく、やまとことばを学ぶなかで私自身が抱いてきた一つの想像です。
けれども、「ま」というたった一音を見つめていると、昔の人々が世界をどのように感じ、それをどのような音で表そうとしたのか、想像が広がっていきます。
やまとことばを学んでいて感じること
記事の最後には、私の言葉として、
「やまとことばは、情緒的とも言われていますが、目に見えないものも含めて、とても本質をとらえていたと思います」
と紹介していただきました。
私がやまとことばに惹かれている理由の一つも、ここにあります。
普段何気なく使っている日本語を、一音、一語と見つめ直してみる。
すると、今まで当たり前に使っていた言葉の向こうに、違う景色が見えてくることがあります。
今回、朝日新聞の「ことば係」で「ま」を取り上げていただいたことは、私自身にとっても、一つの音を見つめる面白さを改めて感じる機会となりました。
このような機会をいただいたことに、感謝いたします。
「ま」という音について、もう少し深く
「ま」は、やまとことばの音として見つめていくと、さらに興味深い世界が広がっています。
「間」「真」「まこと」などの言葉との関わりや、やまとことばにおいて「ま」という音をどのように読み解くのか。
別の記事で、もう少し詳しくご紹介します。 [詳しい記事はこちら]
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