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ことばを知ると、
世界の見え方が少し変わる。
やまとことば、日本語の音、古事記、名前。
私たちが何気なく使っている「ことば」の奥にある世界を、研究や文献も手がかりにしながら読み解いていきます。
【読みものカテゴリ】
【特集|言霊を読み解く】
「言霊」とは、本当に「口にしたことが現実になる」という意味なのでしょうか。
『万葉集』『古事記』の原文や研究論文を手がかりに、古代日本人がことばをどのように捉えていたのかを、史料から確認できることと後世の解釈を分けながら読み解きます。


「自分の名前が、少し好きになりました」——26名のお名前を読み解いて感じたこと
「なんだか、泣きそうです」 「当たりすぎていて、ちょっと怖いです」 イベントで26名の方のお名前を読み解かせていただいた際に、そんな言葉をいただきました。 とはいえ、 「名前から、その人のすべてが分かる」ということではありません。 読み解かせていただきながら印象に残ったのは、お名前の響きをきっかけに、その方自身がこれまでの人生を振り返り、 「ああ、確かに私は、こういうことを大切にしてきたかもしれない」 「だから、あのときあんなふうに感じたのかな」 と、自分自身を少し違った角度から見つめ始める瞬間でした。 名前を「当てる」のではなく、名前から自分を見つめてみる やまとことば姓名鑑定では、お名前をひらがなの一音一音にひらき、それぞれの音が持つ意味や響きを読み解いていきます。 ただし、 「この名前だから、あなたはこういう性格です」 「この名前には、こういう運命があります」 と、その人を名前の音の意味だけで断定するようなものではありません。 同じ名前を持っていても、生まれ育った環境も、出会った人も、経験してきたことも違います。 だからこそ大切なのは、名前
2025年9月17日読了時間: 4分


名前をつけると、世界の見え方は変わる?――心理臨床の「命名」から考える、名前の力
私たちは、生まれたときから「名前」のある世界に生きています。
人にも名前がある。
動物にも、植物にも、土地にも名前がある。
そして、まだ名前のないものに出会うと、
「これは何?」
と尋ねます。
子どもの頃、誰もが何度も繰り返した問いです。
「あれは犬だよ」
「これは桜だよ」
「ここは海だよ」
名前を知ると、それまで「よくわからない何か」だったものが、急に輪郭を持ち始めます。
そして一度名前を知ると、次に出会ったときには、
「あ、犬だ」
「桜が咲いている」
と、その存在を見つけられるようになる。
では、私たちにとって「名前をつける」とは、いったい何をしているのでしょうか。
この問いについて、心理臨床という少し意外なところから考察した興味深い論文があります。
2025年4月18日読了時間: 8分


心を伝える「ことば」には、理由がある。
恋しさ、切なさ、懐かしさ──日本人が古くから大切にしてきた感情は、いつも「やまとことば」で語られてきました。 春の光に「ほころぶ」人のぬくもりを「しみじみ感じる」そして、想いを込める名前にも、その言霊の響きが宿っています。 実は、古代の人々は 🔸 恋や愛情は「和歌(やまとことば)」で、 🔸 志や理念は「漢詩(漢語)」で表現していたのだとか。 心の内側と外側、“ウチとソト”を言葉で使い分ける感性は、今も私たちの名前に受け継がれているのかもしれません。 今回のnoteでは、📖 和歌と大和言葉に見る「情感のことば」と📛 名前に宿る“ことだま”のつながりについてご紹介しています。 ▶ ぜひご一読ください 👉 note記事はこちら #やまとことば #名前のことだま #万葉集 #日本語の美しさ #姓名鑑定 #note更新 #日本文化 #言霊
2025年4月8日読了時間: 1分


「ぱちぱち」や「ぴかぴか」に隠された音のふしぎ~ハ行のことばの歴史をたどる~
「ぱちぱち」「ぴかぴか」「ぽかぽか」——何気なく使っているオノマトペ(擬音語・擬態語)にも、日本語の深い歴史が息づいているのをご存知でしょうか? 金沢大学・高山知明先生の論文によると、今の「ハ行」の音(は・ひ・ふ・へ・ほ)は、もともとは「p」の音で発音されていたそうです。それが「ɸ(ファのような音)」を経て、現在の「h」の音に変化してきました。 たとえば「ぱちぱち」も、昔の資料では「はちはち」や「ふぁちふぁち」といった表記がされていたのだとか。つまり、「ぱちぱち」「ぴかぴか」といった音は、元の音が変化して一度消えたあと、“強調”の意味を込めて再び現れたものなのです。 これは、音が単なる響きではなく、“勢い”や“明るさ”、“あたたかさ”といった感覚をともなっている証拠。ことばの変化の中にも、人々の感性と“ことだま”が連綿と生き続けてきたことが感じられます。 やまとことば姓名鑑定でも大切にしている「音のちから」。音のルーツをたどることは、私たち自身の感性を深く育てることでもあります。 >> note記事の全文はこちら
2025年4月7日読了時間: 1分


『古事記』に隠された音の魔法──「こをろこをろ」の神秘
『古事記』には、音で世界を形作る力が秘められています。その象徴が「こをろこをろ」。これは、イザナギ・イザナミの二柱の神が天の沼矛(ぬぼこ)で海をかき混ぜたときに発生した音であり、その滴り落ちたしずくが積もって オノゴロ島 が誕生するという壮大な神話が描かれています。 しかし、この「こをろこをろ」は単なる擬音語ではありません。この言葉には 古代日本人が音に込めた神聖な力、すなわち“言霊(ことだま)”の概念 が宿っているのです。 「こをろこをろ」は何を意味するのか? 「こをろこをろ」とは、海水がかき混ぜられながら固まっていく音を表したオノマトペ(擬音語)です。音の形態的には、清音の畳語(くり返しのある言葉)であり、以下のような性質を持つと考えられます。 ☑︎清音:「澄んでいて、おだやかな音」 ☑︎畳語:「連続する、勢いが加わっていく」 つまり、「こをろこをろ」とは、単なる水の音ではなく、秩序が生まれ、形が整っていく過程 を象徴する音なのです。これは、オノゴロ島の誕生という物語と深くリンクしています。 さらに、『古事記』では、後の時代の天皇を讃える
2025年4月1日読了時間: 3分


『芽』と『目』が同じ意味!? 日本語の奥深さに感動。
私たちが何気なく使っている日本語。その語源を探ると、自然と身体を同じ感覚で捉えた 「大和ことば」の奥深い世界が見えてきます。 千葉大学の研究論文 「大和ことばの命名法」 によると、弥生時代の人々は 植物と人体の共通点を感じ取り、同じ音で名前を付けていた ことが分かっています。 たとえば… 🌱 芽(め) と 目(め)🍃 葉(は) と 歯(は)🌾 穂(ほ) と 頬(ほお) これらは 偶然ではありません。 そして、やまとことばの命名に基づくもの なのです! 大和ことばにおける「音」と「意味」のつながり 🌱 芽(め)と👀目(め)どちらも 「外へ向かって開かれ、成長するもの」 を表します。 芽 は植物が新しい生命を生み出す部分、 目 は外の世界を捉える器官。 ▶ 「何かが誕生し、広がっていく象徴」 🍃 葉(は)と🦷歯(は)どちらも 「生命の維持に関わる機能的な要素」 です。 葉 は光を吸収して養分を作り、 歯 は食べ物を噛み砕いて栄養を取り込む。 ▶ 「生きるために不可欠な働きを持つ」 🌾 穂(ほ)と😊頬(ほお)どちらも 「豊かさ」や「満
2025年2月27日読了時間: 2分


名前が変わっていく噺家さんの姓名鑑定をした話
前座、二ツ目、真打ちと昇進するに伴って、名前が変わっていく噺家さんの姓名鑑定をした話! とある噺家さん(現在、二ツ目)のやまとことば姓名鑑定をさせていただきました。 噺家を姓名としてみた場合には流派が姓となりますが、職業の特性上?師匠に弟子入りした時点で、一門の亭名(●●亭とか▲家とかのこと)を担っていくことになるという宿命がついてまわることになります。 鑑定をしてみると、一門総じて流派の音の響きがもつ性質であるということがよくわかる結果が見えてきました。鑑定を受けている噺家さんも「うんうん、確かにそうですそうです。そういう人が多いんです!」とかなり納得されたご様子でした。 そうした流派のなかにおいては、お名前の音を読み解くことによって個性が見えてまいりますが、これまたピタッとハマったようです。名の方も師匠から一文字もらうのが通例ですが、師匠と共通する音、そして、ご自身の個性が際立つ音が出てまいります。このような音の違いから読み解けること、さらに、前座のときのお名前から二ツ目となった際につけられた名前についても、どのように変化があるのかをお伝えす
2025年1月16日読了時間: 2分
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